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口腔癌患者において化学・放射線療法と同時並行で投与した経腸栄養剤の効果
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JPY
Abstract
化学・放射線同時併用療法を施行した口腔癌患者において,治療開始時より経腸栄養剤(ラコール)を投与したenteral hyperalimentation(EHA)群(20 例)と経口摂取困難となった際に静脈栄養を施行したperipheral vein nutrition(PVN)群(20例)における栄養状態および免疫能の推移,さらには有害事象の有無を比較検討した。体重減少は両群間に差は認められなかったが,EHA 群の血清アルブミン値の低下はPVN 群に比べ遅延していた。PVN 群の総リンパ球数およびリンパ球幼若化能は14 日目以降有意に低下したのに対し,EHA 群では総リンパ球数が14 日後に有意に減少したのみで,幼若化能に低下は認められなかった。口内炎は全症例において認められたが,EHA群ではPVN 群に比べその程度は軽い傾向にあった。以上よりラコールを治療開始時より投与することにより,化学放射線治療に伴う栄養および免疫状態の低下,さらには口内炎が軽減され,本剤の投与は口腔癌治療において検討すべき補助療法と考えられる。
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/content/article/0385-0684/37070/1253