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食道癌を合併した頭頸部癌5 症例に対するS-1,Nedaplatin/放射線同時併用療法の効果
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JPY
Abstract
頭頸部癌症例に重複癌を認めることはまれではなく,治療方針を決定する上で重要な因子となってくる。特に下咽頭癌では,他の頭頸部癌に比較し食道癌の合併が多い。当科では器官および機能温存と根治をめざし,頭頸部癌と食道癌を別々に治療するのではなく,同時に治療を行っている。以前より頭頸部の進行癌に対して,当科ではS-1,nedaplatin/放射線同時併用療法(SN療法)を行っているが,今回食道癌合併の頭頸部癌に対しても同療法を行ったので報告する。2005 年4 月〜2009 年3 月までに,当科で治療を行った食道癌を合併した頭頸部癌5 例を対象とした。組織型はすべて扁平上皮癌であった。内訳は喉頭癌2 例(T3N2cM0,T3N0M0),下咽頭癌3 例(T3N2cM0,T4N2cM0,T3N2bM0)である。結果として5 例中3 例は非担癌生存中であり平均観察期間は29.3 か月である。1例は心疾患のため他因死し,残りの1 例は腫瘍が消失せず原病死した。今後も症例数を増やし生存率を検討していくことが必要と考えられた。
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