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側方リンパ節再発と肝再発に対して集学的治療が有効であった直腸癌の1 例
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JPY
Abstract
側方リンパ節再発と肝再発に対して集学的治療が有効であった直腸癌の1 例を報告する。症例は61 歳,男性。下部直腸癌(中分化管状腺癌)に対して低位前方切除術,D2(prxD2)郭清を施行した。総合所見はpA,pN1,sH0,sP0,cM0,fStageIIIa であり,術後補助化学療法としてS-1を開始した。術後7 か月に腹部CT とPET-CTで右側方リンパ節(283rt)の再発を認めた。PET-CT ではSUVmax 23.6 の高集積を認めた。FOLFOX4 を開始したがCEA の上昇を認め,同時化学放射線療法(FOLFOX4 と60 Gy の体外照射)を行った。CEA はいったん低下したがFOLFOX4 単独治療で再上昇した。レジメンをFOLFIRI に変更し,CEA は正常値まで低下した。FOLFIRI を8 コース,FOLFIRI+bevacizumabを5コース行った。以後はCPT-11 単剤治療を継続した。術後20 か月のPET -CT では異常集積はなかった。術後26 か月に2 cm 以下の単発肝転移に対してラジオ波焼灼療法を行った。術後39 か月の腹部CT で再発を認めず,CEAは正常値であった。
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/content/article/0385-0684/37070/1393