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5-FU 持続投与における携帯型持続注入器(シュアーフューザーA)の性能調査
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JPY
Abstract
大腸癌治療に用いられるmFOLFOX6/FOLFIRI 療法は,外来通院で実施される代表的なレジメンである。oxaliplatin,irinotecan hydrochlorideと併用し5-fluorouracil(以下,5-FU)の46 時間持続投与が行われる。持続投与を可能にした携帯型持続注入器(以下,注入ポンプ)は,非電気的な構造のため注入速度にばらつきがみられる。5-FU濃度,温度などの影響を受けることが知られ,その精度に関する研究報告も多い。当院においても,上記の理由による注入時間遅延症例を多数経験した。そこで,5-FU の動粘度に対応した注入ポンプの規格変更と全薬液量の統一を行った。看護師が記載した注入開始時刻と患者が記載した終了時刻から,薬液の投与に要した時間を測定し,変更後の注入ポンプの精度を確認した。その結果,5-FU の動粘度の影響を示す注入速度低下が認められたが,全症例の90%が46 時間±10%以内に収まり,薬液残存を起こす症例はなかった。5-FU の濃度差による粘度の影響はなく終了時間は短縮した。患者個々の管理・生活様式も精度誤差の要因となり得るが,流量制御部分の密着固定の必要性と注入ポンプがもつ性質上の誤差について事前に説明しておくことが重要と考える。
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/content/article/0385-0684/37080/1513