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維持透析中の患者に発症した進行肺腺癌に対してゲムシタビン隔週投与で治療を行った1 例
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JPY
Abstract
背景:血液透析患者に対する化学療法に明確な指針はないが,今後腎不全透析中患者に対する進行肺癌の治療機会も増加してくると考えられる。今回われわれは,慢性腎不全維持透析中の超高齢進行肺腺癌患者に対してゲムシタビン単剤による化学療法を行い良好なquality of life(QOL)が得られた症例を経験したので報告する。症例: 87 歳,男性。慢性腎不全に対して近医で透析を受けていたが,2007年11 月より胸部X線で左胸水貯留を認めるようになり,2008 年1 月当院に精査入院。肺腺癌StageIIIB(悪性胸水)と診断した。胸腔内にシスプラチンの投与を行った後,ゲムシタビン単剤による外来化学療法を行った。隔週投与で2009 年8 月まで1 年8 か月行った。副作用はgrade 1 の好中球減少,食欲不振を認めたのみであった。結論:慢性腎不全透析中の患者に発症した非小細胞肺癌に対して,ゲムシタビンは安全に投与可能で,良好なQOL を保ちつつ生命予後の延長を期待することができる。
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/content/article/0385-0684/37080/1553