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AdjuvantとしてTrastuzumab投与中に髄膜播種を来した乳癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は52 歳,女性。右乳癌(pt2n1M0, stageIIB)に対して右胸筋温存乳房切除術と腋窩リンパ節郭清を施行した。術後補助療法としてFEC 療法(5-FU 500 mg/m2,epirubicin 75 mg/m2,cyclophosphamide 500 mg/m2)4 コース,docetaxel療法(60 mg/m2)4 コース,患側鎖骨上下リンパ節への放射線照射(50 Gy)を順次施行した。さらに術後病理組織診断でホルモンレセプター陽性,HER2(score 3+)であったため,アロマターゼ阻害剤(anastrozole)とtrastuzumabの投与を開始した。trastuzumab を9 回投与後に,突然の意識障害,構音障害,四肢脱力のため緊急入院となった。MRI 検査と髄液細胞診から乳癌術後髄膜播種と診断した。全身状態は不良で対症療法を施行したが,発症31 日目に死亡した。本症例のように術後療法としてtrastuzumabを投与している最中でも重篤な再発を来す場合があることを念頭におき,特に悪性度の高い進行乳癌には十分な注意を払いながら術後治療に当たることが重要と考えられた。
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/content/article/0385-0684/37080/1607