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肝動注リザーバー刺入部に形成された右大腿動脈瘤切迫破裂の1 例
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JPY
Abstract
症例は77 歳,男性。2008 年6 月直腸癌,多発肝転移の診断で横行結腸人工肛門を造設し,その後原発巣への放射線療法(45 Gy)と全身化学療法(5-FU+l-LV から開始し,mFOLFOX6+bevacizumabに変更)を施行した。2009 年1 月時点で原発巣はPR を得たが,肝転移はPD であった。全身化学療法に伴う食思不振が増悪し,当面肝転移のコントロールが重要と考え,2 月より肝動注化学療法を導入した。導入後間もなくカテーテル刺入部の軽度発赤と滲出液漏出がみられ,抗生剤投与でいったん改善したものの,3 月中旬同部の著明な発赤・腫脹がみられ,感染の診断で入院の上リザーバーを抜去した。しかし,その後CT で仮性動脈瘤形成が判明し,緊急手術(動脈瘤除去,右大腿動脈閉鎖,閉鎖孔経由での右外腸骨動脈—膝窩動脈バイパス)を行った。仮性動脈瘤形成はまれな合併症であるが,疑われた場合は迅速な対処が必要である。
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/content/article/0385-0684/37080/1615