No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
抗癌剤調製トレーニングキットを使用した閉鎖系システム使用感の評価
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
細胞毒性を有する抗癌剤の調製において,医療従事者がそれら薬剤に被曝することを防止するためPhaSeal systemなどの閉鎖系システムを使用することが最近の日本病院薬剤師会のガイドラインでは推奨されている。われわれは,抗癌剤調製トレーニングキットを使用して,複数の閉鎖系システム(PhaSeal systemとClave Oncology system)を操作時間や使用感の満足度,システム接続部からの薬液漏出,薬液飛沫面積などの観点で比較評価を行った。その結果,調製にかかる平均操作時間は,閉鎖系システムの使用によって10〜20%増加した。薬液飛沫面積は,システムを使用しても有意に減少しなかった。接続部からの薬液の漏出は,PhaSeal systemの一部およびClave Oncology systemの全例で認めた。使用感の満足度は,PhaSeal systemで良好であった。結論として,閉鎖系システムを使用して被曝を防ぐには,抗癌剤調製における操作時間の延長や操作性や薬液の漏出,スプラッシュに対する堅牢性を最も被曝を受ける使用者自身でよく評価し,操作を習熟することが重要である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/37090/1753