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UFT/経口Leucovorin療法が有効であった直腸癌・同時多発肝転移の1 例
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JPY
Abstract
症例は65 歳,男性で,Ra に2 型直腸癌とCT 検査でS3,5,6,7,8 に肝転移を認めた。直腸癌同時性多発肝転移と診断し開腹したが,肝表面に白色結節を多数認め低位前方切除術,D3 郭清とした。病理組織型では中分化腺癌であった。術後5-FU による肝動注療法を施行したが,ポート感染で術後3 か月目より5-FU/l-LV による全身化学療法とした。NCであったため,9 か月目よりUFT/LV(Uzel)経口療法に変更した。UFT/Uzel 開始後肝転移巣が著明に石灰化した。術後23 か月目からUFT 単独療法としたが,27 か月より転移巣のうちS6 のみ増大し,UFT/Uzel およびmFOLFOX6 療法を施行したが効果なく39 か月後に肝後区域切除を施行した。切除された肝転移巣は,90%石灰化と壊死組織であった。59 か月後に右第10 肋骨転移が出現,化学療法後(63か月後)に第9,10,11 肋骨を部分切除した。以後現在まで,初回術後67 か月経過良好な症例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/37090/1817