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癌化学療法中の発熱性好中球減少症に合併した偽膜性腸炎に対しバンコマイシン注腸が有効であった1 例
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JPY
Abstract
偽膜性腸炎は抗菌薬関連下痢症の一つであり,重症例では死亡率も高く,早期の診断と治療が必要な疾患である。今回,発熱性好中球減少症(febrile neutropenia: FN)に対する抗菌剤投与により偽膜性腸炎を合併した1 例を経験した。症例は74 歳,男性。S状結腸癌,非根治切除後,化学療法中にFN を合併したためセフェピムを投与。翌日より下痢が出現し,麻痺性腸閉塞およびDIC を合併した。Clostridium difficile(CD)トキシン陽性より重症偽膜性腸炎と診断した。経口投与が困難であることからバンコマイシンの注腸を行ったところ著効が得られた。腸閉塞を合併する重症偽膜性腸炎に対して,バンコマイシン注腸は有効な治療であり積極的に考慮するべきであると思われた。
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/content/article/0385-0684/37090/1821