No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
在宅緩和ケアは患者と家族のQOL を総合的にサポートするケアである。患者と家族の多様なニーズへの対応にはチームケアが有効である。多職種の連携によって,医療外のニーズへの対応ができ,同時に高度な医療水準の達成も在宅で実現される。ケアチームの調整役となるのがソーシャルワークである。在宅緩和ケアにおけるソーシャルワークの現場で要点となるのは時機を逃さない退院調整である。速やかな在宅への移行があって初めてQOL の高い状態での在宅での療養生活が可能になる。この療養生活は看取りのプロセスでもある。看取りのなかで,在宅緩和ケアは霊性(スピリチュアリティ)の領域にもかかわるが,その際に重要なのは,患者と家族とが交わす語りを聴きとめ,患者と家族の霊性を理解し,生かすことである。身体,心理,社会的,霊的な全人的なサポートの整備により,患者と家族は安心して退院できるようになる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/37100/1864