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JPY
Abstract
ストロンチウムを用いた骨転移に対する疼痛緩和療法では約71%の患者に対して,疼痛緩和薬の使用中止や減量など有効な効果が得られた。この効果は投与後約2 週間程度から始まり,投与後3 か月程度まで持続した。疼痛緩和効果は癌種によって差が認められ,乳癌や前立腺癌に比較して,肺癌の疼痛緩和効果は弱かった。主な副作用は骨髄抑制であったが,軽微なものにとどまった。ストロンチウム治療の場合,きちんとした適応を決めることが大切である。腎不全の患者やDICの患者は適応から外れる。軟部組織浸潤や根症状で痛みを呈する患者などは除外しなくてはならない。急速に症状が悪化する患者も効果が出現するまでの時間が得られないため除外の対象になる。今後ストロンチウムの適応は現在の末期状態での使用から,早期の化学療法との併用での使用に移行すべきだと考えられる。
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/content/article/0385-0684/37100/1868