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5-HT3受容体拮抗剤の製剤変更に伴う経済的効果についての検討
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JPY
Abstract
小牧市民病院では2008 年7 月にDPCを導入したことに伴い,経営改善の一環としてがん化学療法にかかわる薬剤費の見直しを図った。そのなかで制吐剤である5-HT3受容体拮抗剤に注目し,2008 年7 月〜2009 年6 月の期間に,注射剤から経口剤への変更,ジェネリック薬品への切り替えを試みた。これらの経済的効果を検討するために,2008 年4 月〜2009 年9 月の期間において,5-HT3受容体拮抗剤の使用件数,購入金額,1件当たりの平均薬剤費を調査・分析した。その結果,今回の変更により当院の5-HT3受容体拮抗剤にかかわる薬剤購入金額は大きく減少したが,その主たる要因は経口剤への変更であり,ジェネリック薬品への切り替えによる効果は副次的なものにとどまった。したがって,5-HT3受容体拮抗剤に関して,DPCにおける病院収支改善という観点からは,経口剤への変更が最優先される事案であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/37100/1893