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高齢者に対する化学療法の検討(単剤療法versus プラチナ併用療法)
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JPY
Abstract
背景: 若年者の非局所進行非小細胞肺癌(NSCLC)に対する標準的治療がプラチナ併用療法であるのに対し,高齢者の非局所進行NSCLC に対する標準的治療は単剤療法である。また,高齢者のみを対象としたプラチナ製剤を含む2 剤併用療法の第III相試験の報告は,いまだされていない。目的:高齢者に対するプラチナ併用療法の有用性を明らかにする。対象と方法: 2005 年1 月〜2008 年6 月までの間に化学療法が施行された75 歳以上の非局所進行NSCLC 76 症例のうち,初回gefitinib 治療を受けた11 症例を除いた65 症例を対象とし,これらを後ろ向きに解析し治療方法について検討した。結果:患者背景は,年齢中央値77(75〜83)歳,男性/女性: 51/14,病期IIIB/IV: 15/50,組織型Ad/Sq/other: 41/13/11,PS 0/1/2:14/44/7 であった。また,治療法では単剤療法(S群)が53 例,プラチナ併用療法(D群)は12 例であった。無増悪生存期間中央値および全生存期間は,PS 0〜1のみを対象とした解析においてもS 群とD群では明らかな差を認めず,無増悪生存期間中央値は107 vs 85 日,全生存期間中央値は270 vs 262 日であった。また両者では毒性についても大きな差を認めなかった。結語:プラチナ併用療法と単剤療法の比較において,効果・毒性の双方で明らかな差を認めなかった。
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