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末期がん患者の消化管閉塞に対するオクトレオチド酢酸塩の使用経験—経静脈投与法の効果の検討—
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JPY
Abstract
がん終末期における消化管閉塞患者の消化器症状に対するオクトレオチド酢酸塩(SMS201-995: 以下SMS)は,症状コントロールに大きく寄与し,緩和医療に欠かせない薬剤である。しかし,推奨されている持続皮下投与は, 1.余命が短い患者の腹部に針を留置することに対する患者および家族の抵抗感, 2.ルートが増えることによる患者の可動性の制限, 3.針刺入部の炎症による発赤や硬結, 4.注入ポンプが必要となるなどの理由から,明和病院(以下当院)では経静脈投与としている。そこで,当院の3 種の経静脈投与法の効果についてレトロスペクティブに調査した。対象は15 症例。間欠点滴静脈内投与を受けた7 例中6 例(86%),持続静脈内投与を受けた4 例中2 例(50%),bolus静脈内投与を受けた4 例中1 例(25%)に有効症例を認めた。この結果からSMS の間欠点滴静脈内投与および持続静脈投与は有効かつ安全で,利便性に優れた投与法であり,持続皮下注におとらない投与法であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/37100/1991