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JPY
Abstract
short interfering RNA(siRNA)は特定のmRNAのみに対し生物活性を発揮するため選択性が高く,医薬品としての開発が期待されている。標的分子としては,増殖,転移,浸潤など,がんの進展に重要な分子を標的として選択することが肝要である。またがんに対する治療,なかでも進行期がんに対する治療の要求にこたえるには,適切なドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発が重要な意味をもつ。DDSはウイルス性,非ウイルス性に大別されるが,RNAi 療法の医療への応用には非ウイルス性DDS の開発に大きな期待が寄せられている。多くの前臨床研究でRNA干渉療法の有効性は示され,臨床試験も開始されており,RNA 干渉療法はがん治療における有効な新たな戦略の一つとなると予想される。本稿ではわれわれが行ってきた,細胞分裂にかかわるpolo-like kinase-1(PLK-1)に対するsiRNAを用いた悪性腫瘍に対する治療法の開発を紹介する。
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/content/article/0385-0684/37110/2033