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JPY
Abstract
癌の浸潤や転移にケモカインがかかわっているという報告が集積され,多くの癌細胞では正常組織にはないケモカインレセプターの発現がみられる。CXCR4/CXCL12はリンパ節,肺,肝,骨髄などへ,CCR7/CCL21は主としてリンパ節への転移に関与している。ケモカイン/ケモカインレセプターのDNAマイクロアレイ解析により,胃癌細胞においてCCR6 の発現増加,CCL20,CCL21,CCL5,CXCL14,CCL2,CXCL1,CXCL12,IL-8などの発現増加を認め,癌微細環境において炎症および浮腫的状態を構築し,容易に転移しやすい状況を形成しているものと考えられ,ケモカイン/ケモカインレセプターは転移制御における癌治療のターゲットとして期待される。
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/content/article/0385-0684/37110/2052