No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
切除不能非小細胞肺がんにおけるCarboplatin and Weekly Paclitaxel併用療法とCisplatin and Docetaxel併用療法の薬剤経済学的比較検討
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
切除不能非小細胞肺がんに対して,carboplatin and paclitaxel 併用療法(以下CBDCA/PTX 療法)とcisplatin and docetaxel併用療法(以下CDDP/DTX 療法)は世界的な標準療法となっており,両者はほぼ同等の有効性を有しているといわれている。しかしながら,これら二つのレジメンの費用対効果を検討した報告はない。本研究では,二つのうちどちらのレジメンが費用対効果に優れているのか検討を行った。日本医科大学付属病院にて,切除不能非小細胞肺がんの初回治療として,CBDCA/PTX 療法として比較的高価なcarboplatin and weekly paclitaxel併用療法(以下CBDCA/wPTX 療法),もしくはCDDP/DTX療法を行った患者のデータを基にして,それぞれの化学療法を受けた際の期待費用を算出した。有効性(1 年生存率)はデータベースによって検索した文献より抽出し,プール解析により統合した。1年生存率の統合結果と期待費用より,費用対効果比を算出した。モデル集団の期待費用はCBDCA/wPTX 療法で2,847,514 円/人,CDDP/DTX 療法で3,513,195円/人であった。文献の統合によって求めた1 年生存率はCBDCA/wPTX 療法で38.6%,CDDP/DTX療法で42.5%であった。費用対効果比はCBDCA/wPTX療法で6,750,863円/人,CDDP/DTX療法で8,329,054円/人となった。このことから,CBDCA/wPTX療法はCDDP/DTX療法に比較し,経済的に効率のよいレジメンであることが示唆された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/37110/2093