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頭頸部癌一次治療後の再発・遺残症例に対する外来S-1療法の検討
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JPY
Abstract
頭頸部癌一次治療後の再発・遺残症例に対してS-1 を投与し長期観察し得た26 例における効果と安全性について検討した。S-1の投与方法は,80〜120 mg/body(分2)を2 週間投薬,1 週間休薬とし,3 週間ごとの外来通院を行った。観察期間は120〜1,780日で中央値は376日であった。組織型は,顎下腺腺管癌の1 例を除き扁平上皮癌であり,原発部位は下咽頭が12例と多かった。抗腫瘍効果は,CRが5例,PRが4例,SDが17 例でPDはなく,全例でSD以上の効果が得られた。奏効率は34.6%,SD以上の病勢コントロール率は100%であった。26 例の生存期間中央値(median survival time: MST)は490 日であった。有害事象は,grade 2 までの軽度のものであった。原病死した15 例のMST は445 日,病勢安定期間中央値は330 日で,生存期間に対する病勢安定期間の割合の平均は81.1%であった。S-1 を使用することにより,3 週間ごとの外来通院で安全に化学療法を行うことができる上,長期間QOLを維持することができると考えられた。
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/content/article/0385-0684/37110/2109