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S-1単剤投与にて腫瘍の縮小を1 年以上続けた進行非小細胞肺癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は71 歳,女性。検診での胸部異常陰影を指摘され受診となり,精査にて肺腺癌,cT4N2M1,stageIVの診断に至った。一次治療としてcarboplatin+gemcitabine 投与を3 コース行いSD,二次治療としてgefitinib 投与を7 か月投与しSD,三次治療としてdocetaxel投与を6 コース行いSDであった。四次治療としてS-1 100 mg/day(80 mg/m2/day)28 日間投与14 日間休薬を開始した。1コース後の縮小率は29.2%,5 コース後62.5%,1 年2 か月経過後の10 コース後は83.3%と徐々に腫瘍の縮小を認めた。副作用についてはgrade 2 以上の血液毒性,非血液毒性ともに認めなかった。S-1 は長期にわたり奏効する症例があり,経口剤でありQOL を損なわずに外来治療を継続できるため,既治療非小細胞肺癌の長期治療において重要な選択肢の一つの可能性が考えられた。
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