No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
DOC+CDDP+S-1(DCS)療法後に切除術を施行した高度進行胃癌4 例の検討
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
今回,当院において術前にdocetaxel(DOC)+cisplatin(CDDP)+S-1(DCS)併用による化学療法施行後に切除術を施行した高度進行胃癌症例の治療成績について検討したので報告する。対象症例は当院にて高度進行胃癌の診断にてDCS療法を施行した14 例のうち,胃切除術を施行した4 例で,全症例に対して審査腹腔鏡を施行し臨床診断を行った。施行した化学療法の内容はS-1 80 mg/m2/day・分2 を14 日間連続投与とその後の14 日間休薬,DOC 35 mg/ m2とCDDP 35 mg/m2のday 1,15 の投与を1 コースとした。投与コース数は2 コースが2 例,3 コースが2 例であった。有害事象は,grade 3以上の好中球減少が3 例(75%)に認められた。各種画像検査上の効果判定では全症例にPR(100%)が得られた。胃全摘術が3 例,幽門側胃切除術が1 例に施行され,3 例に根治手術が行われた。病理組織学的効果はgrade 1a が3 例,grade 2 が1 例であった。術後合併症は認められなかった。全症例に術後補助化学療法を施行し経過観察中であるが,現在までに再発を認めていない。DCS療法と胃切除術の組み合わせは,高度進行胃癌に対する集学的治療における有用な選択肢と思われる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/37110/2177