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Irinotecanを含むセカンドライン化学療法施行直後に血清鉄値が上昇した大腸癌の2 例
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JPY
Abstract
化学療法施行に伴い一過性に血清鉄が上昇する例があることが知られているが,その原因についての詳細な検討はない。今回われわれは,irinotecan を含むセカンドライン大腸癌化学療法後に血清鉄が一過性に上昇した2 例を報告する。2例とも血清鉄上昇と同時にトランスフェリン(Tf)飽和率が上昇しており,血中にTf 非結合鉄が遊離し,急速にTf と結合していることが疑われる。また血清鉄の上昇と同期して症例1 では間接ビリルビンの上昇,症例2 では貧血を認めた。以上より,irinotecan 投与に伴う血清鉄の一過性上昇には赤血球に由来するTf 非結合鉄の遊離が関与している可能性があると考える。
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/content/article/0385-0684/37110/2185