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PSK による大腸癌患者のTh1/Th2 バランスおよびTreg の制御
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JPY
Abstract
癌患者ではTh1/Th2 バランスにおいてTh2 優位状態であり,またTreg の割合が高くなっている。したがって癌免疫療法においてはこれら免疫抑制状態を解除する必要がある。今回,大腸癌症例において末梢血のCD4+IL−10+ 細胞とCD4+Foxp3+ 細胞の割合をフローサイトメトリーにより測定し,PSK がTh2 優位状態やTreg 高値の状態を解除できるかについて検討した。大腸癌患者40 例を対象とし,術前にPSK を1 日3 g,1 週間経口投与しPSK 投与前後において末梢血を採取し検討した。CD4+IL−10+ が低下する症例が63%に認められTh2 優位状態が解除されていた。また,CD4+Foxp3+ が低下する症例も63%に認められた。しかし,PSK 投与前後におけるCD4+IL−10+ とCD4+Foxp3+ の変化率には有意な相関は認められなかった。今後はPSK 投与によりTreg 高値状態が解除される症例がPSK のresponder になるかについて検討する必要がある。
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