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原発巣切除後に多発肝転移に対してS-1+Paclitaxel 療法が著効し副腎単独再発を切除することにより長期完全寛解を維持している胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は74 歳,男性。心窩部不快感を主訴に精査したところ胃前庭部から十二指腸球部に至る進行胃癌を認めた。また,CT にて多発肝転移を認めStageIV と診断した。通過障害を認めたため手術先行となり,幽門側胃切除術を施行した。術後17 日目よりS-1+weekly paclitaxel(PTX)による化学療法を開始したところ,4 コース終了後のCT にて肝転移像の消失を認めた。6 コース終了後のCT にて肝転移は臨床学的完全寛解(clinical complete response: cCR)を維持していたが,右副腎に4.5×3.0 cm 大の腫瘤を認め,右副腎再発を疑い胃切除後13 か月に右副腎摘出術を施行した。病理組織検査にて胃癌再発との診断であった。術後,S-1 内服のみで再開したが本人の希望にて1 コースのみで中止し,その後は経過観察としているが2 回目の手術以降に再発所見なく,75 か月のcCR を維持している。
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/content/article/0385-0684/37120/2334