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大腸癌の同時性肝転移に対し動注化学療法併用後に肝切除を施行し長期生存が得られた1 例
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JPY
Abstract
初診が2000 年のS 状結腸癌,同時性の肝内多発性転移の症例に対し,当時は有効な全身化学療法も認めなかったこともあり,肝動注療法を選択した。約1 年半ほどの化学療法を間欠的に施行し,腫瘍は縮小したが根治には至らなかった。このため肝切除を選択することとし,初診より約2 年経過した時点で,肝左葉切除術とS8 肝部分切除術を施行した。10 年経過した現在でも無再発にて経過しており,長期生存が得られている。最近の大腸癌肝転移の治療方針では,多発性肝転移の場合,術前に全身化学療法を施行して手術することも考慮されるようになってきている。しかし,これらには副作用などにて化学療法を十分に行えない症例も認められる。その点,動注化学療法は比較的副作用が少なく効果が得られることもあり,治療法の一つとして選択し得るものだと考えられたため,文献的考察を加え報告する。
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/content/article/0385-0684/37120/2573