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痔瘻に合併した肛門管癌に対して骨盤内臓器全摘術ならびに会陰部VY 皮弁再建術を施行した1 例
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JPY
Abstract
症例は53 歳,男性。主訴は肛門周囲膿瘍。近医で痔瘻と診断され,定期検査中に大腸内視鏡検査で下部直腸に腫瘍性病変を認め,生検で高分化型腺癌を指摘された。痔瘻に合併した直腸癌または肛門癌の診断で当科に紹介受診された。腹部骨盤CT ならびにMRI 検査で肛門から直腸周囲に背側を中心に殿部皮下に及ぶ液体貯留を認め,腹側では前立腺から精嚢,直腸右側から膀胱に達する瘻孔も認めた。痔瘻に合併した肛門癌と診断し骨盤内臓器全摘術を施行した。会陰欠損部の単純閉鎖は困難で,両側の大殿筋皮弁を作製し,VY 皮弁で再建を行った。現在,術後1 年4 か月経過しているが,再発なく生存中である。局所拡大手術に伴う欠損部位の再建方法として,VY 皮弁再建は有用である。
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/content/article/0385-0684/37120/2650