No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
2 回の肝切除と3 回の肋骨転移切除を施行した肝細胞癌の1 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は40 歳台,女性。2005 年6 月S6 の肝外突出型肝細胞癌に対して,肝S6 部分切除を施行した(pT2N0M0,StageII)。2007 年9 月腹部造影CT で,肝S5 に径1.5 cm の肝内再発を認め肝S5 部分切除を施行した。2008 年5 月右胸部痛が出現し,AFP 347 ng/mL,PIVKA-II 61 mAU/mL と腫瘍マーカーの上昇を認め精査したところ,胸部CT,骨シンチグラフィ上,右第9 肋骨に3 cm 径の骨転移が同定された。その他に再発所見は認めず,疼痛コントロールの目的で2008 年7 月右第9肋骨部分切除を施行した。その後,右第9 肋骨の残部に再発,再々発を認め,2009 年7 月に2 回目,2010 年5 月に3 回目の右第9 肋骨部分切除を施行した。初回肝切除から5 年経過現在,外来通院中である。本症例のように肝内病巣や他の転移病巣が制御されている症例で,切除が容易な単発の骨転移であれば疼痛の制御という意味での局所切除は有効と考えられる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/37120/2664