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IFN-α/5-FU およびCDDP を用いた肝動注化学療法が著効し長期生存が得られたVp3,Vv3 肝細胞癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は60 歳,男性。右側腹部から背部の痛みを主訴に受診,腹部造影CT にて肝S5/6 に門脈右枝および下大静脈に腫瘍栓を伴う8 cm 大の主腫瘍と肝両葉の多発肝内転移を認めた。腫瘍マーカーはAFP 2,480 ng/mL,PIVKA-II 31,900 mAU/mL まで増加していた。T4(Vp3,Vv3,IM3)N0M0,StageIVA の診断の下,interferon-α(IFN-α)併用5-FU 動注化学療法を計4 コース施行した。主腫瘍の著明な縮小,多発肝内転移巣の減少,腫瘍マーカーの大幅な低下を認めたものの,肝S3 に新規病変を認めたためPD と判定し,cisplatin(CDDP)動注化学療法に変更して計8 回施行した。肝内病変は消失し画像上CR が得られ,腫瘍マーカーは正常化した。初回治療開始より58 か月生存中である。脈管内腫瘍栓を伴う高度進行肝細胞癌に対して治療が奏効し,長期生存が得られている症例を経験した。
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/content/article/0385-0684/37120/2693