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高齢者DCIS に対する癌局所療法としての局所麻酔下乳管腺葉区域切除
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JPY
Abstract
乳癌検診およびマンモトーム生検の普及とともに,今後高齢者のductal carcinoma in situ(DCIS) 発見頻度は上昇してゆくものと思われる。われわれは乳頭血性分泌を呈し,局所麻酔下に診断と局所治療を兼ねた乳管腺葉区域切除を施行し,DCIS の診断と局所治療を行い,良好な整容性とQOL を保てたので報告する。症例は82 歳,女性。右乳頭血性分泌を主訴に当科を受診した。来院時,右乳頭より単孔性の血性分泌を認めたが腫瘤は触知しなかった。乳管造影検査,乳管内視鏡検査,MRI で病変を描出できなかったため,局所麻酔下に乳輪切開法による乳管腺葉区域切除術を施行した。病理組織診断はDCIS,ER 陽性,PgR 陰性,HER2 score 0 であり,切除断端は陰性であった。その後の全身検索で有意な転移巣を認めず,局所に対する放射線治療の後,アロマターゼ阻害剤によるホルモン治療を行っている。術後3 年2 か月目の現在,再発・転移を認めていない。
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/content/article/0385-0684/37120/2778