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十二指腸原発GIST に対して膵温存十二指腸切除術を施行した1 例
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JPY
Abstract
症例は79 歳,男性。腹部腫瘤を主訴に来院。胸腹部CT にて膵頭部に10 cm の腫瘍を認めたが,遠隔臓器転移や周囲臓器浸潤は認めなかった。同腫瘍は,上部内視鏡検査では十二指腸3rd portion の粘膜下腫瘍として認め,c-kit 陽性にて十二指腸GIST と診断され,膵温存十二指腸部分切除術を行った。GIST の大部分は胃と小腸に発生し,十二指腸は極めてまれである。GIST に対する外科治療法は基本的には局所切除であるが,十二指腸に存在する場合には局所切除が時に困難で,腫瘍の大きさや乳頭近くに存在する時には膵頭十二指腸切除術が必要となる場合もある。一般にGIST は膨張性発育で,リンパ節転移はまれであり,膵頭十二指腸切除は過大侵襲と思われる。それゆえ,膵温存の十二指腸部分切除は十二指腸GIST に対して可能ならば試みるべき方法と思われる。
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/content/article/0385-0684/37120/2786