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スペーサー手術と粒子線治療による2 段階治療が有効であった仙骨脊索腫の1 例
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JPY
Abstract
症例は80 歳,女性。2006 年より両足のしびれを訴えたが,近医にて脊椎管狭窄症と診断され放置していた。2009 年2 月,肛門周囲のしびれ感が出現し,CT および生検にて仙骨脊索腫と診断された。腫瘍は径12 cm で仙骨のS3 に浸潤し,手術は不可能であった。またRa,Rb で直腸と接しているため粒子線の根治的照射治療も困難で2 段階治療の適応と考えた。まず,開腹下に仙骨前面の腫瘍と直腸の間にゴアテックスシートをスペーサーとして挿入し,創の治癒を待って粒子線を計70.4 GyE/32 Fr 照射した。照射2 か月後には腫瘍径は縮小を示し,8 か月後の現時点で局所制御と膀胱および直腸機能は良好である。スペーサー手術と粒子線を組み合わせた2 段階治療は切除不能かつ粒子線による根治的照射不可能な仙骨脊索腫に対する第一適応になると考えられた。
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/content/article/0385-0684/37120/2804