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がん治療中の退院,転院支援,調整を行う際壁となる問題—うつ状態の時(精神腫瘍医の立場から)—
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JPY
Abstract
がん治療中,それも終末期に近くなった状況下で家族とともに,患者がうつ状態になった状況下でも,より長い在宅生活を過ごすためにはきめ細かい対応が必要となる。がん対策推進基本計画に基づき,当院でもがん相談支援センタ(2009 年6 月開設),がん緩和ケアチーム(2009 年6 月開設)に多職種のスタッフを配置,チームでかかわるようにし,入院中の患者の意向に沿いshared decision makingを繰り返しながら在宅への試みを検討中である。問題点の一つに,患者の精神的うつ状態のため患者本人の判断に時間がかかり,入院中の人を在宅に戻せない,戻すタイミングが遅くなる,ということを何回も重ねることがあった。「うつ」のため決定に時間がかかり,結果的に在宅期間の短縮にならないように,うつを見逃さず適切な対応をするためには,常日ごろからのきめ細かい観察が望まれる。
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