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JPY
Abstract
血液がん患者の臨床的特色を明らかにしてケアのあり方の参考とするために,当院で2003 年7 月から2010 年3 月の間に在宅ホスピスケアを受けて在宅死した血液がん患者21例を,非血液がん患者733例を対照に検討を行った。患者の年齢,性別,在宅死の頻度などには統計学的に有意な差がなかったが,在宅ケア期間は短い傾向にあった。オピオイド,オキシコドン経口徐放剤の使用頻度は,血液がんで有意に少なく,血液がんのなかでは多発性骨髄腫でのオピオイド使用量が有意に多かった。以上により, 1.血液がん末期患者の在宅ホスピスケアは頻度的に少ないが難度は高くない, 2.症状緩和の中心は痛みだがその頻度は低く呼吸苦も少ないため,多くの症例でフェンタニルパッチが有効であり,オピオイドローテーションの必要はない, 3.多発性骨髄腫では疼痛緩和が重要となる, 4.白血病での出血の問題は在宅ケアを中止するほどではないことなどが明らかになった。
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/content/article/0385-0684/37121/249