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JPY
Abstract
癌幹細胞は自己複製能と多分化能を有し,少数でも腫瘍形成能をもつ。また癌において階層構造をもち,多様な分化した癌細胞を生みだすとされる。癌幹細胞は抗癌剤および放射線抵抗性をもつともいわれており,これらが癌の進展・再発・転移に大きく関与している。造血系腫瘍においては以前から癌幹細胞の存在が認識されていたが,固形癌においても表面マーカーを用いた同定法が開発され,乳癌,前立腺癌,肺癌,脳腫瘍,大腸癌,膵癌などで近年多数の研究結果が報告されている。しかしながら現段階では癌幹細胞の機能や特性がすべて解明されたわけではなく,まだまだ不明点が多い。今後,癌幹細胞の本態が解明され,その特性を理解した上で癌治療のメインターゲットとなることが期待される。
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/content/article/0385-0684/37130/2809