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JPY
Abstract
治療を必要としない癌,進行癌いずれも存在する前立腺癌であるがゆえに,高齢者の前立腺癌の治療の選択は容易ではない。一般に腫瘍の成長は緩徐であり,一方ですべての治療方法には生活の質を低下させる合併症が存在することから待機療法が最もふさわしいかもしれない。実際に過去の待機療法の報告では,低〜中リスクの前立腺癌患者における癌死率は低い。しかし,一方でPSA検診によりスクリーニングされることなく,結果的に局所進行癌で発見される高齢者の癌はまれではない。過去の報告も,比較的健康な高齢者の高リスク癌に対する内分泌治療,外照射,小線源療法の組み合わせによる積極的な治療を支持している。したがって,腫瘍の性格や合併症を十分検討した後に,生活の質を保つことを念頭において,待機療法,積極的治療どちらも高齢者に対して選択し得る。
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/content/article/0385-0684/37130/2838