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5-FU/CDDP による術前化学療法にて完全奏効を呈し根治切除を施行し得た食道扁平上皮癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は56 歳,男性。検診にて食道壁の不整を指摘され前医を受診。食道扁平上皮癌と診断され加療目的に当科紹介入院となった。進行胸部下部食道癌,腹腔内リンパ節腫大を認め(T3N2M0,StageIII),化学療法後に手術を行う方針として5-FU/CDDP 療法を2 コース施行した。grade 2 の口内炎を認めるのみで,骨髄抑制,食欲低下はなかった。化学療法終了後の内視鏡検査では,腫瘤は消失し瘢痕を認めるのみであった。CT 検査では腹腔内リンパ節の縮小は軽度であった(T0N2M0,StageII)。手術は右開胸開腹・胸部食道亜全摘,後縦隔経路,胸腔内胃管吻合術を施行した。病理結果では主病巣に癌の遺残はなく,脈管侵襲およびリンパ節転移も認められなかった。術前化学療法にて病理学的にも完全奏効した食道扁平上皮癌の1 切除例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/38010/97