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最近の非小細胞肺癌ガイドラインに基づいたアンケート調査の結果
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JPY
Abstract
欧米のガイドラインに掲載されている分子標的薬が2009 年に日本でも認可され,日常臨床でも欧米のガイドラインに準じた診療が行えるようになってきた。これらのガイドラインを参考に質問紙を作成し,東京都新宿区の病院に勤務する肺癌診療を担っている医師を対象にIIIB/IV期非小細胞肺癌の日常診療における治療選択の調査を行った。2010 年3 月15 日〜4 月9 日までに,7 病院12 診療科の合計28 人の医師から,調査への協力が得られた。進行非小細胞肺癌の治療選択に関する今回の調査では,上皮性成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性群で初回治療からEGFR-チロシンキナーゼ阻害剤の選択が行われるなどの最近ガイドラインに取り込まれた内容に関しても対応しており,世界標準に準じた選択がほぼ行われていた。しかし,白金製剤に対する期待から二次治療,三次治療でも白金製剤と第三世代抗癌剤の2 剤併用を選択する傾向,三次治療では細胞障害性薬剤の単剤使用が選択される傾向があり,治療選択の後方偏移が認められた。また,診療体制の問題でbevacizumab併用の選択は少なかった。
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/content/article/0385-0684/38020/225