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腎不全合併多発性骨髄腫に対するbortezomibの安全性についての後方視的調査
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JPY
Abstract
当院において,bortezomib投与を行った36 例について検討した。維持透析中の症例1 ではdexamethasone 40 mg併用でbortezomib 治療を施行した。維持透析に併せて有害事象の合併なくbortezomib の治療継続ができ,ECOG PS の改善および増悪までの期間延長が認められた。長期間慢性腎不全が固定していた症例2 では,骨髄腫の増悪に対してbortezomibをdexamethasone 16 mgと併用して投与した。骨髄中形質細胞は1%に減少し,その後新たに腎機能が悪化するようなことはなく,その他の有害事象合併もなく安定してbortezomib の投与を継続することができた。骨髄腫の増悪により比較的急性の腎障害を生じた4 例については,bortezomib 2コース(8 injection)後に血清クレアチニン値の有意な低下が認められた。その他,bortezomib治療を開始した時点で腎毒性合併のない30 症例について,bortezomib治療期間中における血清クレアチニン値の有意な変動は認められなかった。今回,われわれの症例検討から,腎機能におけるbortezomibの安全性が示された。今後first-lineでの治療導入が期待される。
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/content/article/0385-0684/38020/237