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肝生検によりEGFR 陽性と診断しCetuximabが著効した進行再発大腸癌の1 例
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JPY
Abstract
cetuximabは上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)陽性の進行再発大腸癌に対して承認されており,EGFR 陽性を確認することが必須であるが,免疫染色では偽陰性となる可能性も否定できない。特に検索に過去の手術検体を用いた場合,標本固定時間などにより正確な判定が困難な場合がある。今回,過去の手術検体でEGFR 陰性であったが,肝生検でEGFR 陽性と診断し,cetuximab が著効した1 例を経験した。症例は51 歳,女性。oxaliplatin,irinotecan(CPT-11),5-FU,bevacizumabいずれにも抵抗性となった大腸癌多臓器転移に対し,肝生検によりEGFR 陽性と診断,cetuximab+CPT-11 の投与を行ったところ,腫瘍の著明な縮小が得られた。過去の手術検体でEGFR 陰性となった場合,肝生検などにより新たに標本を採取し検索することが有用であると思われた。
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/content/article/0385-0684/38020/313