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急激な肺転移の増悪による呼吸不全に対しイリノテカンが有用であった乳腺紡錘細胞癌の1 例
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JPY
Abstract
アンスラサイクリン・タキサン耐性の乳腺紡錘細胞癌肺転移に対し,イリノテカン(CPT-11)投与で転移の縮小を認めた1 例を経験した。患者は50 歳,女性。右乳房腫瘤を主訴に受診。初診時,右乳房に約7 cmの皮膚自潰を伴う腫瘍を認めた。StageIIIBと診断しFEC 療法の後パクリタキセル投与を行ったが,腫瘍の縮小は得られなかった。治療半年後,QOL 改善目的で胸壁を含めた乳房切除術を施行した。術後,肺転移による強い呼吸困難を訴えた。そこでCPT-11の投与を開始したところ,1 週間後の胸部X線にて転移の縮小を認め呼吸困難も改善した。その後CPT-11 を投与開始後49 日目に原病死するまで続けた。紡錘細胞癌の多くは治療抵抗性であるが,本例はCPT-11に対して一時的にせよ反応を示した。
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/content/article/0385-0684/38030/431