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Biweekly S-1+Docetaxel併用療法が奏効し根治切除可能であった進行胃癌の3 例
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JPY
Abstract
今回われわれは,根治切除不能胃癌に対しS-1+docetaxel(DOC)を先行投与し,根治切除し得た3 症例を経験したので報告する。S-1+DOC 併用療法のレジメンはS-1(80 mg/m2 day 1〜7,day 15〜21),DOC(40 mg/m2 day 1,15)とし,2 コースごとに評価を行い切除可能と診断された症例に対し手術を施行した。症例1: 73 歳,男性。cT4a,No.11p にbulky なリンパ節腫大を認め根治切除不能と診断した症例に対し,S-1+DOC 併用療法を2 コース施行後,原発巣縮小と著明なリンパ節縮小を認め,胃全摘術を施行。根治度A,組織学的治療効果判定はGrade 1b であった。症例2: 65 歳,男性。cT4a,No.12a にbulkyなリンパ節腫大を認め根治切除不能と診断した症例に対し,S-1+DOC併用療法を2 コース施行後,原発巣縮小とリンパ節の著明な縮小が得られ,幽門側胃切除術を施行。根治度B,組織学的治療効果判定はGrade 2 であった。症例3: 76 歳,女性。cT4b(panc)で切除不能と診断した症例に対し,S-1+DOC 併用療法を4 コース施行し,原発巣がcT4a となったため胃全摘術を施行。根治度B,組織学的治療効果判定はGrade 1b であった。根治切除不能胃癌に対するbiweekly S-1+DOC 併用療法は有用な治療法の一つであると考えられた。
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