No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
がん性胸膜炎の標準的治療法は,胸水貯留が少量で無症状あるいは化学療法が奏効しやすい腫瘍以外は,胸腔ドレナージが標準的治療である。胸腔ドレナージ後には胸膜癒着術が必要であることが報告されている。癒着療法の薬剤として,これまでに多数の薬剤の試験が行われている。抗菌薬,抗がん剤,免疫賦活薬などが癒着剤として使用されている。tetracycline とbleomycin の比較試験では,bleomycin のほうが優れていた。bleomycin とtalc の比較試験では,talc がbleomycin より胸水コントロールは良好であった。したがって,胸膜癒着術ではtalcが標準治療といえる。しかし,talcは日本では未承認である。未治療非小細胞肺がんを対象としてbleomycin,OK-432,cisplatin+etoposideの併用の3 療法を比較する無作為化比較第II相試験がわが国で報告されている。プライマリーエンドポイントである胸水の無増悪率に有意差は認めなかったが,安全性を考慮すると最も胸水コントロール率の高かったOK-432 が推奨されている。現時点ではOK-432 が標準薬剤と考えられる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/38040/524