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mFOLFOX6/Bevacizumabによる治療開始後に脾臓が増大しOxaliplatin休薬により脾臓が縮小した大腸癌の2 例
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JPY
Abstract
oxaliplatin を含む化学療法により肝類洞障害が生じ,その結果,門脈圧が亢進し脾腫が生じる例があることが知られている。今回われわれは,oxaliplatin を含む化学療法により脾臓が増大し,oxaliplatin の休薬により縮小した大腸癌の2 例を報告する。なお脾臓体積の測定には医用画像処理ワークステーションZIOSTATION を用いた。ZIOSTATION 上で脾臓の3D 画像を作成し,その体積を測定した。症例1: 治療開始前137.82 mL であった脾臓はmFOLFOX6/bevacizumab による治療開始2 か月後160.96 mL に増大した。6 コース終了後神経障害のためoxaliplatin のみを休薬したところ151.58 mLに縮小した。神経障害改善後にoxaliplatin を再導入したところ脾臓は177.48 mL に増大したものの,再びoxaliplatin のみを休薬したところ158.52 mLに縮小した。症例2: 治療開始前105.84 mL であった脾臓はmFOLFOX6/bevacizumabによる治療開始10 か月後に228.54 mL に増大した。その後sLV5FU2/bevacizumab,さらにirinotecan 単剤へと移行したところ197.06 mL に縮小した。oxaliplatin 投与によって脾臓は増大するものの,oxaliplatin を休薬すれば脾臓の増大は可逆的である可能性がある。
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