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進行・再発大腸癌に対するPSK を併用したFOLFOX4 の効果と副作用
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JPY
Abstract
進行再発大腸癌25 症例に対してPSK を併用したFOLFOX4 療法を一次治療として8 サイクル施行した。その効果は,CR はみられず,PR 12 例(48%),SD 9 例(36%),PD 4 例(16%)で奏効率48%,腫瘍制御率disease control rate 84%であった。有害事象については,血液系有害事象として好中球減少がgrade 1 以上が12 例(48%)で,このうちgrade 3 以上が6 例(24%)であった。血小板減少はgrade 1 が4 例(16%)にみられたがgrade 2 以上はみられなかった。消化器系有害事象については,悪心・嘔吐がgrade 1 が12 例(48%),grade 3 が1 例(4%)にみられた。口内炎は5 例(20%),下痢が1 例(4%)にみられたが両者ともにgrade 1 であった。末梢神経障害はgrade 1 が14 例(56%)にみられ,1 例でgrade2 に増悪したがgrade 3 でこのために投与を中止した症例はなかった。このように抗腫瘍効果は同等であり,有害事象に関しては過去の報告に比べて明らかに発現が低率かつ軽症であった。特に,継続すると増悪傾向が高く回復が困難な末梢神経障害についてはこの傾向が強く,FOLFOX 療法がPSKを併用することによりさらに長期間,高投与量での投与が達成され,より効果的になると期待される。
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