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Sunitinibが著効したImatinib耐性GISTの1例
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JPY
Abstract
症例は62 歳,男性。発熱にて発症し,左上腹部腫瘤を認めたため精査を行い,多発肝転移を伴う悪性の胃GISTと診断された。完全切除は不能であるも,腫瘍が原因と考えられる高熱が持続したため,症状緩和目的に胃全摘,膵体尾部脾合併切除を施行した。手術所見で腹膜播種も認められた。術後にimatinib を300 mg/day 投与し,肝転移は良好にコントロールされていたが,投与後9 か月目に腹膜播種巣が増大したため,imatinib を400 mg/day に増量したところ,副作用により全身状態が悪化し投与を休止した。3週間の休薬期間中に腫瘍の急速な増大を認めた。そこで二次治療としてsunitinibに変更したところ,著明な腫瘍縮小および全身状態の改善を認め,投与開始5 か月後にPD となるまで良好なQOL を保つことができた。imatinib耐性GISTに対するsunitinibは有用な治療法であり,PS不良症例でも検討する価値があると考えられた。
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/content/article/0385-0684/38050/827