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ゾレドロン酸使用により骨転移の疼痛コントロールが良好になされた子宮体癌の1 例
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JPY
Abstract
子宮体癌は,他の固形癌と異なり骨転移を起こすことは少ないとされている。今回,坐骨転移による骨痛が発見の契機となり,ゾレドロン酸により骨痛が良好にコントロールされた子宮体癌の1 例について報告する。症例は57 歳,女性。右坐骨痛を訴え,当院整形外科を受診した。骨シンチグラフィにて,悪性腫瘍の骨転移を疑われたためCT およびMRIを行ったところ,溶骨性の骨転移と子宮の腫大を認め子宮由来の悪性腫瘍を疑われ,当院産婦人科に紹介となった。子宮内膜の生検により,類内膜腺癌を認めた。子宮体癌診断にて,単純子宮全摘術+両側付属器切除術+右側坐骨生検術を行った。坐骨生検の結果は類内膜腺癌であり,子宮体癌の坐骨転移と考えられた(pT3aN1M1)。術後化学療法として,パクリタキセル/カルボプラチン併用療法を6 コース行った。坐骨痛はNSAIDSの併用によりいったん軽快したが,術後9 か月に再出現した。そこでゾレドロン酸4 mgを4 週ごとに投与したところ,4 コース後にはvisual analogue scaleは70 から10へ低下し,その後骨痛は軽減を維持した。ゾレドロン酸は子宮体癌の骨転移による疼痛管理に有用であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/38060/1035