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JPY
Abstract
消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor: GIST)は分子標的治療が最も効果的な腫瘍の一つである。分子標的薬イマチニブはそれまで有効な治療手段のなかった進行および再発性GIST の予後を大きく改善させたが,一方でイマチニブ耐性腫瘍の治療が問題となった。スニチニブリンゴ酸塩(スニチニブ)は複数の分子を標的とする受容体型チロシンキナーゼ阻害薬であり,イマチニブ耐性GISTに対して唯一,保険診療上,使用が認められた分子標的治療薬である。国内外の臨床試験から,イマチニブ耐性腫瘍に対して24〜39%の臨床的有効率が認められており,7か月の無増悪期間が得られることが示されている。しかし日本人では血小板減少を主体とした骨髄抑制が強く,有害事象のマネージメントに苦慮することが多いこともわかってきた。臨床効果を維持しつつ有害事象を最小限に止めるため,日本人に合った投与方法の検討を進めなければならない。
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/content/article/0385-0684/38060/916