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JPY
Abstract
目的: 広島県内の胃癌化学療法の施行状況を調べるため,アンケートによる実態調査を行った。対象と方法:胃癌化学療法を施行している県内の主要76 施設を対象とした。術後補助化学療法および進行再発例の治療方針について質問した。進行再発例については手術療法の位置付けに関する設問も設定した。結果:がん診療連携拠点病院10 施設を含む41 施設から回答を得た。術後補助化学療法では,StageII,IIIに対しS-1(84%)が選択され,標準用量での開始(79%),1 年間投与(84%)が最も多かった。S-1の内服を1 年以上継続する施設(64%)があり,理由として患者のニーズ(53%)があげられた。Stage IB,II(T1)に対し,S-1(45%)やUFT(20%)が使用されていた。進行再発例(S-1未治療)に対する一次治療は,75 歳未満でS-1+CDDP(62%),S-1単剤(26%)であったが,75 歳以上では各々33,46%とS-1 単剤の選択が増加した。腹水・腹膜播種例では,S-1+CDDP(26%),S-1 単剤(15%),S-1+DTX(21%),S-1+PTX(17%),PTX単剤(17%)とタキサン系薬剤が頻用される傾向にあった。術後補助化学療法としてS-1 投与歴がある患者においては,投与終了時期から再発までの期間によって選択される薬剤が異なっていた。CY1P0,P1での胃切除は各々92,83%で選択され,多くはD1 郭清であった。結論:広島県内では,S-1 を中心とした標準治療が普及していた。症例によっては一次治療でのタキサン系薬剤の使用や,姑息的胃切除術が施行されている実態が明らかとなった。
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/content/article/0385-0684/38060/941