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酢酸ゴセレリン注射時における局所冷却による疼痛緩和効果の検討
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JPY
Abstract
目的: 氷と冷却スプレー(sp)を用いた冷却が酢酸ゴセレリン投与に伴う疼痛の軽減に有効であるかを評価する。対象と方法:酢酸ゴセレリンによるホルモン療法施行中の前立腺癌患者47 例を対象とした。氷(2009 年3 月以前)あるいは塩化エチル含有冷却sp(2009 年4 月以降)による前処置後,前立腺癌患者に酢酸ゴセレリンを皮下注射した。酢酸ゴセレリン投与に伴う疼痛は,face scale(FS)とnumerical rating scale(NRS)を用いて評価した。結果: 氷あるいはsp による冷却時(初回)のFS(NRS)中央値は,非冷却時と比較し有意に低値であった(FS,NRS ともp<0.01)。全47 人中39 人(83.0%)が冷却を希望し,非冷却を希望したのは5 人(10.6%)にすぎなかった。氷と冷却sp時のFS(NRS)中央値に有意差を認めなかった(FS: p=0.353,NRS: p=0.120)。氷冷却で2 例に軽微な遅発性皮下出血を認めたが,その他に冷却に伴う有害事象を認めなかった。結論: 酢酸ゴセレリン投与時の注射部位の冷却は,冷却法にかかわらず(氷あるいは冷却sp),疼痛緩和に有効であった。また注射部位の局所冷却に伴う重大な合併症はみられなかった。
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/content/article/0385-0684/38060/967