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JPY
Abstract
human epidermal growth factor receptor-2(HER2)陽性の進行・再発胃癌におけるトラスツズマブの有効性を示したToGA 試験の結果を受けて,胃癌におけるHER2 はHER2 を標的とした治療の重要なバイオマーカーの一つとなっている。一方で予後因子としてのHER2 の役割について多くの研究が行われてきたが,一定の見解は得られていないものの,胃癌におけるHER2 は予後不良因子であることが示唆されている。いずれの研究においても,症例数,様々な患者背景,HER2の診断といった問題点を含んでいる。また,切除不能進行・再発胃癌においてHER2の発現と予後を検討した報告はほとんどない。術後補助化学療法におけるS-1の有効性を評価したACTS-GC試験の症例を対象として,現在HER2を含むバイオマーカー解析が行われており,その結果が待たれる。さらに,われわれは切除不能・再発胃癌を対象としてHER2と予後の関連を明らかにする研究を進めている。これらの結果により予後因子としてのHER2の役割が明らかにされることが期待される。
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